平成13年2月14日

 

第33回全日本実業団バスケットボール競技大会 審判講習会報告書

 

山口県実業団バスケットボール連盟

烏田 敏典

 

【日程】平成13年2月9日(金)〜2月12日(月)

【場所】愛知県岡崎市 岡崎市体育館及び岡崎中央総合公園体育館アリーナ

 

●1日目:2月9日(金) 13:00〜17:30 審判講習会(受講生:16名)   岡崎市体育館にて

 講師:内藤副審判長(進行役)

    橋本審判長、川武副審判長、北本、構、小島、叶、板東(各ブロック審判長)

(1)  ルールテスト 20問の20分間  テスト終了後自己採点。

(2)  ファンダメンタル(基本動作の確認:2人1組組み合ってジェスチャーの確認)

・笛を吹いて時計を止める動作。・各ファウルの動作(左手をプレイヤーの腰のあたりを指して)

(3)  ランニング(コート10周を3分間で)

(4)  トレイルからリードへの走り込み(視野を上下にぶらさないように)、エンドラインで笛を吹いてT.Oへのコール

(5)  トスアップ(その時の状況に合わせて高さ調整する)、フリースローのボールの渡し方(T.Oへの気配り)。

(6)  オールコートで、ドリブル1対1を見る。3→5のエリアへ移動した際の1対1。(面が変わってもスペースを見る工夫)

(7)  オールコートの3対3。ハーフコートの5対5。センタージャンプからの展開(オールコートで):2人1組で

 

(実技の際、講師からのアドバイス)

      2人1組になって基本的な動作の確認の際は、きちんとジェスチャーができていても、いざゲーム感覚のような3対3や5対5を行うと、時計を止める合図一つにとっても、手首が曲がっていたり、腕が真直ぐ伸びていなかったりする。日頃のゲームの中で、少しずつでも意識を持ちながら実行していきたい。

      トレイル時の動き方で、1→6へ展開される際、下がりすぎと注意を受けた。下がるよりも、1のエリアで、次にどう展開されるかを見極めなさい。(1→2→3へ展開された際、確認が出来なくなる)

      T.Oへコールする際、番号を手で示すが、手を広げ過ぎないように。

 

  20:15〜21:30までミーティーング(岡崎ニューグランドホテル:3Fにて)

2グループに分かれて討議。

テーマ1「試合に向けてのコンディションの作り方・試合前日および当日のコンディションの作り方」

各個人より意見を出してもらった内容を以下に示す。

試合に向けてコンディションの作り方として・…

(1)  体力維持(筋力トレーニング、フィットネスクラブ等に通う)、衛星放送やいろいろな大会の試合を見る(自分だったらどうするかを考えながら観戦する。イメージトレーニング)

(2)  大きな大会等目標がある場合は、ファンダメンタルを強化する。

試合前日及び当日のコンディションの作り方として・…

(1)  早く就寝する。よい食事をする。

(2)  目標を持ってゲームに望む。早めに会場に入り、他のゲームを観戦してイメージトレーニングをする。

 

テーマ2「全実競技大会に向けての目標はなんですか」?と全員に質問あり

出た意見として・…信頼あるレフリー(基準の一定化)。一生懸命全力で(烏田の目標)。素直に判定する。同じゲームは2度とないので、悔いの残らないように。ボールのないところをどう見るか。アピール力(ジェスチャーの表現の仕方)。

講師から一言:

(北本北海道実連委員長):ゲームに望む前意識を持つ。一つ一つの積み重ねが大事。

(構北陸実連委員長):ペネトレイト一つを例にとっても何の為に動くのか、自分で整理する。バスケット感が、良い判定に結びつくのでは。

(叶中国実連委員長):ゲーム中あがることのないように(経験を積む)、メンタルなコンディションの作り方を。

(小島四国実連委員長) :もがき苦しんで下さい。

(川武日本実連副委員長):

1.レフリーとして、プレイヤーを伸ばすレフリーを目指してください。

2.気持ちの中で言い訳をしない。信念を持ってゲームに望んで下さい。

3.経験談を聞いて、一つでも盗んで帰ってください。 

(内藤日本実連副委員長):

1.基本事項の徹底。(ジェスチャー、T.Oへのコールの仕方)

 2.自分でやってきたことをその場で出す。 

 3.事が起きてからではなく、何が起こるかを見極めること。

 (橋本日本実連委員長):

1.コートに入る前は優越感をもって。(精神的な強さを、自信を持ってコートに立つ)

 2.体力維持に努める。ルールブックを熟読する。日々努力を。

 

●2日目:2月10日(土)  岡崎中央総合公園体育館(アリーナ)にて

男子予選リーグ(Hブロック)

東京日産(関東4位)85―42西野製作所(北陸)(前半:53−20、後半:32−22)

審判: 主審:東田 憲和(近畿)   副審:烏田

講評: 講師:小島 浩二(四国A級)

@6のエリアに行くのはよいが、ボールが2に展開された時でもその場から見ている。動きなさい。

A2人で協力してゲームを運営している感じが見られない。ボクシングインの徹底。 

川武氏より:笛の音色が小さい。選手に遅れることなく、走り方を工夫してリードへ素早く。

感想:

全体的に、目の前で起こったことは吹いたつもりであるが、やはり視野が狭いと思った。自分の視野をもっと広げる工夫を。プレーが近づいてきた時は、そのボール中心に見るのではなく、少しでも下がって体の向きを変えて見る工夫をしなければならないと思った。

 

●3日目:2月11日(日)  岡崎中央総合公園体育館(アリーナ)にて

女子予選リーグ(Zブロック)

東海理化(東海2位)32―88東京海上(関東4位)(前半:13−48、後半:19−40)

審判:  主審:烏田   副審:宮城 由紀(近畿)

講評:  講師:濱谷 美穂(関東A級)

@主審としてこのゲームをどう整理していきましたか。今までに今日のようなゲームを何度吹いたことがありますか。(点差の開いた女子のゲームで尚且つ、T.Oのトラブル等という意味で)

Aゲームを見ていて歯がゆかった。お互いの審判が、その場その場を行っていて、2人でゲームをコントロールしている様子が見られない。

B3→4への展開の際、どちらが見ているのかがハッキリしていない。(相手審判の位置確認とボクシングイン)

CT.O(高校生)への気配り。時計が止まっている等、早く気がついた時点で修正するなりもっとどうにか対処できたはず。

感想:

主審としてこのゲームにマッチ出来なかった。点差の離れたゲームであったが、メンタルな面でアップアップだった。

ゲームに望む前の相手審判との話合いや、予測する準備が足らなかったと痛感したゲームでした。

 

【所感】 今回始めて講習生(5年前に聴講生として参加)として審判講習会に参加し、全国各地の審判員の意見を聞くことが出来た。これを今後の自分の審判活動に、どう生かしていくかを考えさせられる貴重な体験でした。また、全実競技大会の主審を務めることが出来た嬉しさの反面、自分の審判員としてのレベルの低さに痛感しました。今後は、この体験を地元審判員のレベルアップを図りながら、自分自身が明確な目標を持って審判活動に励みたいと思います。

最後に、皆様方のご協力に感謝し報告とします。                         以上