山口県高体連機関誌「南風」27号(H13年11月)より
| あれから・・・ |
| サビエル高等学校 信次 由紀恵 |
以前もこの南風に原稿を載せていただく機会がありました。あれから・・・もう7年くらい経つでしょうか。 その時には「新しい形のバスケットに出会えて」という題で、審判を始めたきっかけやその頃の思いを書いたように記憶しています。 その後、日本公認の資格を頂き今年で5年目になりました。その資格をとってからが「審判」としての新たなスタートとなりました。 その間には、審判部の御協力のもとに女性審判講習会(今年で4回目になりました)なるものもスタートしました。今年度は終わってしまいましたが、来年もあります。初心者、経験者を問わず、女性の方なら誰でも参加していただけます。仲間の輪を広げられればいいなと思っていますので、皆さんの参加をお待ちしています! そして今年は3人の日本公認の女性審判員が加わりました。女性審判の活動が徐々に目に見えて活発化しています。嬉しさと同時に、ほっとしました・・・というのが正直な気持ちです。女性の仲間であり、よきライバルができたことは私にとって何より心強いものとなりました。 また、中国地区でも今年から女性審判講習会が開会されるようになり、山口県勢も私を含め3人が参加させていただきました。他県の中には、女性でもどんどん県外に出て、なんら男性と変わりなく一審判員としてとして活躍されている方もおられます。どの方もとても元気でパワフルです。私は圧倒されっぱなしですが・・・。いい刺激をもらえます。今後に生かしていきたいです。 レベルの高いゲームを吹かせていただくことがあります。私の器ではないと思いながらも、経験を積ませていただけることに感謝しつつ、特に選手・チーム関係者の方々には本当に申し訳ないと思います。謝って済むことではないのですが・・・。審判を続ける限りは一つの笛、一つの判定の重みをもっとしっかりと受けとめていかなければなりません。少しでも信頼される審判になれるように、とにかく日々努力あるのみです。 こんな風に様々な経験をさせていただき、最近一番感じることは、日頃の自分自身の在り方が審判にもバスケットにもそのままでてしまうということです。そんなことは当たり前と思っていました。でも、分かったつもりでしかなかったのだと、自分自身の甘さと未熟さを痛感します。 あれから7年、本当に色々なことがありました。そして今も私が続けることができるのは、仲間達のおかげであり、バスケットポールという競技を通して本当にに多くの方々に関わっていただき、支えられているからです。 バスケットとの出会いは、今まで以上に私にとって大切なものとなりました。ありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いします。 |
| 「女性」という個性 |
| 三田尻女子高琴学校 尾中 優子 |
私は今年の4月から、山口県で日本公認審判員として活動を始めました。審判自体を始めたのは、大学2年の夏からです。「教師になりたい」という夢の一部として始めた審判に、これほどのめりこむとは思ってもみませんでした。 初めてバスケットボールに出会ったのは、小学校5年生のときでした。当時ミニバスの指導をしておられたのが、現在職場の上司である小松徹先生でした。いつも優しい笑顔で「とにかくバスケットを好きになれ!」と丁寧に教えてもらい、私はバスケットの大好きな子供に成長しまんた。中学校でももちろんバスケ部に入り、防府高等学校では永尾先生に教えていただき、のびのびとプレーをさせてもらいました。当時男子部は、あの西村修先生が指揮を執られていました。西村先生といえば、受験の大事な時期に私の成績が落ち、昼休み中教官室の前で正座させられ怒られて泣きながら教室まで戻ったせつない(!?)思い出があります。 高校卒業後、兵庫県にある武庫川女子大学へ進学した私は1年の終わりから学連員として試合の運営に携わることになり、約3年間とにかくいろんなゲームを吹きました。大学の審判はもちろん、依頼されれば高校も中学もミニもクラブも実業団も吹きに行きました。当時はとにかく笛を吹いて、仲間同士で話し合い、励ましあい、競い合って活動の輪を広げていました。そして大学4年生のとき公認審査を受け、晴れて日本公認審判員となりました。 大学卒業後、地元の山口県に戻ることにためらいはありませんでしたが、環境が変わり初めて公認ワッペンをつけてコートに立つということは、私にとってとても緊張することでした。山口県でのデビュー戦は高校の山防地区大会となりました。実は卒業前にYABBAの掲示板に書き込みをしたところ、なんと管理人さんから直接メールが送られてきて地区大会の審判を吹くことになったのです。なんて親切な方なのだろうと感動(?)し、今では小松先生いわく「もう抜けたくても抜けれんじゃろお〜!」状態です。 公認を取って約半年、いろんなゲームを吹いてきました。鳥取で行われた女性審判講習会に参加させていただき、小池先生との試合ではその笛の速さに驚き、三田尻−丹原の合宿ではバスケットボールの技術を選手から教えてもらいました。そうした中で、今までと違う公認審判員としての責任に戸惑うこともありましたが、そんな時ともに悩んでくれる仲間がいることはとても心強いことでした。 現在、実際に活動している女性審判はまだ少ないですが、自分の笛を磨くことはもちろんのこと、女性同士でいろいろな話をしていきたいです。最近、私は女性でよかったと思います。たしかに女性は男性に比べて、体力・筋力も劣るし、体格も小さいです(私は別ですが…)。それらを補うために 女性なりの工夫もしなければなりません。工夫することはそのままその審判員の個性を磨くことにつながります。これからは女性審判員みんなで意見を出し合い、男女の差ではなく「女性」という個性のある審判員を目指して、頑張っていきたいと思います。 最後になりましたが、まだまだ公認1年目の未熟者です。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 |